都会から来たふたりの紳士が山で迷い込んだのは、西洋料理店「山猫軒」。ひとつ扉をくぐるごとに現れる「お願い」をしていたのは、人間を食べようと待ち構える山猫だった!
誰もが知るであろう、宮沢賢治による童話『注文の多い料理店』。東京から遊興気分で狩りに来た「紳士」と、腹を空かせて彼らを狙う「山猫」のストーリーには、都会文明への批判の眼差しが込められているとされます。
ものがたりが書かれてから100年あまり、西洋文化が当たり前になり、ずっと便利に生活することができるようになった現代のわたしたちに、登場人物たちの姿はどう映るのでしょうか。
2025年に制作し、その後1年にわたって各地で上演を続けてきた本作が、東京都内へやってきます。
アクセスの良い場所で、どなたにでもご覧いただける公演は多くはありません!この機会にぜひご覧ください。
人形を使ったお芝居ですが、舞台は広く、隠れるところがほとんどありません。役者も前に出て、人形と一緒に演じます。人形ならではの小さくておかしな表現、人間ならではの大きくダイナミックな表現。ふたつが同時に舞台に立つとどうなるのでしょう?
人・猫・犬、さまざまなキャラクターが登場する本作ですが、演じるキャストは2名だけ。人形や身体を使い分けて、多様なシーンを描いていきます。
音や照明も、舞台脇の「楽士」がすべてその場で出しています。出演者のリアルでライブな動きを、間近に感じることができるお芝居です。
『注文の多い料理店』が書かれたのは大正時代ですが、わたしたちは作品を「昔の話」としてではなく、現代に繋がるものとして考えています。
作者の宮沢賢治は、大量生産・大量消費の西洋文明を批判し、自然から必要なものだけをもらう農村のあり方に目を向けたとされます。欲望をむき出しに争う登場人物たちの姿は、現代の私たちにどのように映るのでしょう?
筑波大学人形劇団NEU(ノイ)は、筑波大学(茨城県)の学生で活動する、人形を使った舞台を届ける劇団です。
イベントや学校園・公共施設で作品を上演するほか、プロ劇団からの指導を受けたり、首都圏の大学のサークルと技術交流を行うなど、学内外を跨いだ活発な活動を続けています。大学の人形劇サークルとしては珍しい、芸術性を重視したおとな向けの作品づくりを得意とすることで、各所で注目を集める劇団です。
『注文の多い料理店』東京公演2026
2026/8/7 (金) 16:00 開演
20分前開場・上演時間45分
入場無料(投げ銭制)・要予約
北とぴあ カナリアホール(14F)
東京都北区王子1丁目11−1
JR線・東京メトロ南北線 王子駅から徒歩2分
https://www.hokutopia.jp/
作品をご覧頂く前に、配慮を必要とする内容について事前にご確認いただけます。作品ページからご覧ください。
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主催:子ども劇場首都圏
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筑波大学人形劇団NEU